【grico子育て情報局vol.2】子どもの胎内記憶、上手く話してもらうコツは?

こんにちは!grico子育て情報局・ライターのカドタ ミオです。本日も子育てに関する記事をご紹介させて頂きます。


(第1回記事&自己紹介はこちらから→)




さて、第2回のテーマは…

【子どもの胎内記憶、上手く話してもらうコツは?】です!




「胎内記憶」という言葉、皆さんはご存知ですか?

赤ちゃんが生まれてくる前、まだお母さんのお腹の中にいた頃の記憶のことです。


  • 温かい水にプカプカ浮いていた
  • へその緒をおもちゃにして遊んでいた
  • 外からパパとママの声が聞こえてきていた
  • 急に眩しくなったと思ったら外に出た


このような思い出を我が子から聞けたら…こんなに神秘的で感動的なことはありませんよね。


ただし、子どもに胎内記憶を話してもらうためにはいくつかのコツが必要です。今日はそのコツをお伝えしましょう。




3歳のお誕生日前後がベスト

胎内記憶を聞き出すのに最も適した時期は、3歳のお誕生日前後。


これより早いと上手く言葉で説明できないし、これより遅いと忘れてしまうからです。




胎内を思い出せる環境で

お母さんのお腹の中に似たシチュエーションが、胎内記憶を引き出しやすくしてくれるそう。



  • お風呂やお布団の中など、あたたかい場所
  • 子どもが心からリラックスしている時


胎内記憶を聞くのに成功した人の多くが、「湯船に浸かりながら」「寝かしつけの時に」などのタイミングを利用したとのことです。



誘導尋問はNG!子どもの言葉で答えてもらおう
絶好のシチュエーションが整ったら、ママから


「ママのお腹の中ってどんな場所だった?」
「どうやってお外に出てきたの?」


などの質問を投げ掛けてみましょう。


ここで避けるべきなのは、「お腹の中あったかかった?」「お腹の外へのトンネル通るの、大変だった?」などと、具体的なワードを使って質問をしてしまうこと!


こうして誘導尋問のような聞き方をしてしまうと、子どもはママの期待を読み取って、ママの望む通りの答えを口にしてしまうからです。


余計なワードは足さず、お子さんが自分の言葉で答えられるような投げ掛けにしてあげましょう。




絶対に否定しない!
たとえば子どもが「お腹の中は明るかった」と言っても、「そんなことないでしょ」「暗いでしょ」などと否定するのは禁物!


自分の話が信じてもらえないと感じると、子どもはそれ以上話したくなくなってしまいます。


どんな感想でも、お子さんが感じたものだということは真実。全て受け入れてあげてくださいね。



何度も質問しない!チャンスは一度きりと思おう
胎内記憶が上手く聞けなかったからと言って、何度もしつこく尋ねるのは良くありません。


来る日も来る日も同じ質問をすると、答える気が失せてしまう子もいるでしょう。


もしくは、「そんなにママが興味ある話題なのか」と、ママが喜びそうな答えを口から出まかせに言ってしまう子もいるかもしれません。


胎内記憶を聞けるチャンスは1回だけだと思い、慎重に時機を見極めましょう。



胎内記憶を持つ子どもは3人に1人と言われています。上手く話せる子の方が少ないのですから、もし聞き出せなかったとしてもガッカリしないであげてくださいね。





以上が、子どもに胎内記憶を上手く話してもらうコツです。




最後に、胎内記憶に科学的根拠があるのかどうかについて少しお話しますね。


胎内記憶には、大きく分けて以下の2つがあります。

  1. 「味覚」「聴覚」など知覚に関する記憶
  2. 「水に浮いていた」「遊んでいた」など、エピソードとしての記憶


実は①には科学的根拠があり、②にはまだ科学的な知見がありません。


たとえば、生後1日の赤ちゃんは、他人より母親の声を好むという研究結果が出ています。これは胎児期の聴覚の記憶があるという可能性を示しています。これは①の話ですね。


②は今回の記事でご紹介した内容なので、「なんだ、科学的根拠ないの?」と残念に感じる方もいらっしゃるかもしれません。


ただ、胎内記憶を語る子どもがかなりの数存在することは事実。胎内記憶を専門としている研究者もいますから、いつかその存在が医学的・科学的に証明される日が訪れるかもしれません。


そして胎内記憶の解明が進めば、聞き出すコツももっと科学的で有効なものになるかも…そう考えると、これからお子さんを持つ世代の方はちょっとワクワクしませんか?




絶好のシチュエーションを狙って、しかもチャンスは一度きり…と思うと緊張してしまいますが、ママもお子さん同様ぜひリラックスして、この不思議で心温まる会話を楽しんでくださいね。




では、また次回の記事でお会いしましょう。カドタ ミオでした!

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